コラム第2話「カレーうどん」

今回のコラムも私が若い昭和の話

私がカレーうどんの食べ方を教わった時のお話です。

今から数十年前のことだが会社が今の場所に移る前

会社の近くに、うどんや蕎麦、どんぶりものをだしていた

昔ながらのうどんやさん?そばやさん?があった。

今考えると昭和の典型的なお店であって

お昼頃になるとおばちゃん?おばあさん?の店員さんが大きな声で

「うどんころ」(ころとは名古屋の言葉で冷たいうどんである)「ざる2枚」などと

ばたばたと動き回り活気に満ちていた。

私はよくカレーどんぶりが好きで昼食にそこへ通った。(余談ですがカレーどんぶりとはカレーライスと違い和風だしのカレーがかかったどんぶりである。これがすこしピリ辛でひじょうに旨い)

その日はどうゆう訳か、カレーどんぶりではなくカレーうどんを注文した。

しばらくすると「はい、カレーうどんね」と私の前に置かれた。

お昼時ともあって満席でざわざわと賑わっている。

一人で来ているのでまあ早々に食べて帰ろうと思い割箸を割って食べようとした時である。

あれなにやらうどんの中に光るものが・・・

 ・・・これは・・良く見るとハリガネ・長さ1cm程度でちぢれている。

 ・・・ん~、これは金たわしのかけらではないか、これは言わねば!と

私「おばちゃん、カレーうどんの中にハリガネ入ってるよ!」

おばちゃん「まーぁ、危ないねー」「きいつけて食べてね

 私「え・・・あ・・うん・・気を付けて食べよう・・・

という事で私がカレーうどんは気を付けて食べるという事を初めて学んだ時の話でした。